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カーテンの生地

カーテンに使用されている素材(繊維)は、洗濯などで伸び縮みをするか、長時間の使用に耐えられるかといった基本的な条件に加え、装飾性の高さ、遮光性、防音・遮蔽性、保温、断熱性などさまざまな要素を考慮して選ばれています。近年では、化学繊維である「ポリエステル」、「アクリル」、再生繊維の「レーヨン」、自然素材の「綿」という4素材が主流となっていますが、他にも色々な種類のものがあります。

 

ポリエステル

現在、カーテン繊維の主流といえるのが、このポリエステルといえるでしょう。この生地は丈夫で扱いやすく、また、光沢感があり手触りもよく、ドレープ性(波打つ感じ)にも優れているといえます。機能的には最も優れているということができるのではないでしょうか。しかし一方では、帯電しやすいため、汚れやすくなることと、若干コスト高になるのが欠点といえます。

 

 

ポリエステル素材のが主流になった理由としては、化学繊維の中では風合いが天然繊維に近く適当な張りと腰があり、綿や羊毛に似ていることや、長繊維は絹の風合いに近く、繊維の太さや断面形状で変えることができるといった理由。後加工でも調節できるといった理由や、適当な強さ、伸び、しなやかさなど繊維として望ましい性質を合わせ持っており、しわになりにくく、紫外線にさらされても繊維が弱くならない。また、熱セット性が良いという理由もあげられ、3大合成繊維(ナイロン、ポリエステル、アクリル)の中で最も熱に強い性質をもち、長繊維のかさ高加工が容易にできる。また、熱セットに優れているため、プリーツ性が良いという特徴もあります。また、紡糸がしやすく、溶融紡糸で、普通の丸断面や異型断面によって極細繊維、複合繊維などの特殊形態の繊維を作りやすい、アルカリによって繊維の表面を処理することができるため、織物や編物にして、苛性ソーダで繊維の表面を少し溶かす(減量加工)と、繊維が細くなり、織物や編組織に空隙ができ風合いが柔らかくなるといった理由も挙げられます。そして、ポリエステル繊維は防炎後加工を施すことによって防炎が可能であったり、100度以上で染色できるのはポリエステルだけという理由により、ポリエステル染色の生産量の増加と共に技術革新が進み、発色や堅牢度の問題も解決されているのです。また、ペットボトルからの再生糸も地球資源の面からも重要になってきていて、エコな素材にもなりつつあります。

 

アクリル

ポリエステル繊維と並んでカーテンの代表的繊維といえるのがアクリル繊維といえるでしょう。非常に軽量で保温性が抜群であることと、帯電性が小さく吸水性も少ないために汚れがつきにくいという特色がありますが、問題点は、やや毛羽立ちするためドレープ性が悪くなることと、熱に弱くて燃えやすいということです。しかし、燃えやすさに関しては、難燃加工したものがありますので解決できます。

 

レーヨン(再生繊維)

このレーヨンはさらっとした手触り感があり、吸湿性、染色性に優れており、ドレープ性も良く比較的安価なものが多くなっています。しかし、欠点として、耐久性が低いことと、水に弱く、縮みやすいことがあげられます。洗濯の際には気を付けましょう。他繊維との混紡・混織に適しています。

 

綿(自然素材)

綿は繊維全体として見ると、最も生産量が多い繊維となります。丈夫で安価、染色性もよく、きれいな色・柄を楽しむことができますが、欠点として、太陽の日差しに弱く変色しやすいことと、選択で縮んでしまうというものがあります。最近流行のナチュラル志向、エコ志向などから、オーガニックコットン(有機栽培の綿)を素材としたカーテンも販売されているのですが、大変伸縮しやすくなっていますので、その辺をしっかり理解した上で選んだ方が無難だと思います。

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